看護師として働いていると、結婚や育児といったライフイベントがあり、年齢とともにライフスタイルもワークスタイルも変化していきます。
そのため、看護師として活躍している方も将来を考え、もっと自分の能力を発揮したいと思ったり、スキルアップしてキャリアを積みたいと考えたりすることもあるでしょう。

看護師のキャリアアップには、資格を取得するという方法があります。
その資格には、日本看護協会が認定している「専門看護師」と「認定看護師」があり、特定看護分野のスペシャリストを目指すことができます。

専門看護師は、「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族および集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた看護師」です。
認定看護師は「特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護師」と定義されています。

いずれも通算5年以上の実務経験が必須で、認定看護師は6ヶ月の研修後に認定審査を受けられますが、専門看護師は2年間大学院に通わなくてはならないので、専門看護師の方がハードルが高いと言えます。
病院などの医療機関によっては、これらの資格取得のために支援制度を設けているところもあるので、このバックアップを受けて資格取得を目指している人も多いです。

また、介護のコーディネーターであるケアマネージャーや、メンタルなサポートを行なう臨床心理士などの資格も、看護師のキャリア資格として注目されています。